【失敗しない】AWS導入!クラウド移行や構築をスムーズにする4つのポイント

新たなデジタル技術を活用してビジネスを変革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が注目される中、従来オンプレミスで管理してきたサーバーやネットワークなどのインフラをクラウドにシフトする企業が増えています。

一方、初めてクラウドシフトに取り組む企業では「何を準備すればよいかわからない」「クラウド環境を構築し、移行する際の注意点を知りたい」とお困りのケースも多いようです。

そこで本記事では、世界で数百万ユーザーが利用する、クラウドインフラの代表格「アマゾン ウェブ サービス」(以下、AWS)について、失敗しないための移行準備と注意点などを紹介します。

目次

世界で数百万ユーザーが利用。AWSの特長とは

世界で数百万ユーザーが利用。AWSの特長とはAWSは、サーバー、ストレージ、データベースなど、多様なサービスが包括的に提供されているクラウドコンピューティングサービスで、世界で数百万以上、日本でも数十万を超えるユーザーに利用されています。

大きな特長やメリットとして次のような点が挙げられます。

  • クラウド経由でインフラを提供するIaaS(Infrastructure as a Service)市場において、世界シェア1位(※)
  • 初期費用がなく、低価格でタイムリーに導入可能
  • サーバーレスアーキテクチャにより、実行環境として機能を利用することが可能
  • 第三者機関の検証を受けた高度なセキュリティを確保

こうしたメリットから、AWSは企業のクラウドインフラとして最も有力な選択肢の1つになっています。

スムーズなクラウドシフトを実現する、AWS導入に必要な準備とは

既存システムをAWS環境にクラウドシフトする場合、どのような準備をすればよいのでしょうか。特に重要なのが下記の4つです。

準備
移行計画

 AWSに移行するシステムを決定します。複数のシステムを移行する場合、できるだけ影響範囲の少ないシステムから段階的に移行するのがおすすめです。
続いて、移行先の設計を行います。200以上あるAWSサービスの中から、利用する機能やシステム構成を決定します。

準備
AWS環境構築

 AWS環境を構築し、セキュリティ対策を実施します。
昨今、パブリッククラウドの設定不備やサーバーの脆弱性を狙った、悪質なサイバー攻撃が増えています。AWS環境の設定不備の修正や、サーバーOS、ミドルウェアなどの脆弱性対策を実施して、不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減します。

準備
移行

サーバー、データベース、データといった、移行対象のワークロードをAWS環境に移行します。
既存システムの状況や、自社のネットワーク環境によって、影響範囲や難易度が異なります。
さまざまな要素を検討し、最適な方法で移行します。

準備
運用計画

移行後はオンプレミス環境と同様に、セキュリティやネットワークの監視、障害対応といった運用を行います。また、ビジネス展開や繁忙期に合わせて、サーバーのCPU性能やメモリー容量の変更、ストレージ拡張などを実施します。
こうした運用についても事前に検討し、計画する必要があります。

安全な運用に不可欠。AWSのセキュリティ対策の注意点とは

安全な運用に不可欠。AWSのセキュリティ対策の注意点とはAWSへのクラウドシフトにあたり、特に注意するべき点の1つが、AWS環境構築時のセキュリティ対策です。
近年の「サイバー攻撃の巧妙化」「インフラの脆弱性の相次ぐ発見」などを背景に、今やセキュリティ対策は侵入される前提で考える時代になっています。インシデントを予防すると同時に、インシデントへの対応力を高めることが不可欠です。

AWSへのクラウドシフトにあたり、特に注意するべき点の1つが、AWS環境構築時のセキュリティ対策です。
近年の「サイバー攻撃の巧妙化」「インフラの脆弱性の相次ぐ発見」などを背景に、今やセキュリティ対策は侵入される前提で考える時代になっています。インシデントを予防すると同時に、インシデントへの対応力を高めることが不可欠です。

こうした中、AWS環境のセキュリティ対策に取り組む際の注意点として、下記の2点が挙げられます。

注意点
リスク評価と保護

インシデントの事前対策として、システムに潜むリスクを継続的に評価し、必要な保護を行うこと

注意点
脅威検知と対応

インシデントの事後対策として、迅速に脅威を検知し、適切に対応できる仕組みを整えること

しかし、リスク評価やインシデント対応には高度なセキュリティ知識が求められるため、社内のリソースだけで対処するのが現実的に困難だという企業も少なくありません。

そのため、例えば下記のような形で、外部のリソースを活用することも検討するとよいでしょう。

  • 外部の脆弱性診断サービスを利用し、潜在的な脆弱性を発見する
  • 外部のパブリッククラウド監査サービスを活用し、AWS環境の設定不備を修正する
  • セキュリティ専門チームによるセキュリティオペレーションセンター(SOC)にセキュリティ運用を外部委託し、24時間365日体制の監視を行う

外部リソースの適切な活用は、AWS環境のセキュリティを確保しながら、企業価値向上やサービス強化を目指す「攻めのICT活用」に役立ちます。

まとめ

本記事では、クラウドインフラの代表格であるAWSについて、移行に失敗しないために準備するべきことや、注意点を紹介しました。

下記のダウンロード資料では、本記事で紹介しきれなかった内容も含めて、さらに詳しい情報を掲載しています。
ぜひ下記リンクからダウンロードしてご一読ください。

導入にあたって準備すべきことや注意点は数多くあります。情報システム部門のリソース次第では、準備の時点で時間やコストがかかってしまい、なかなか導入・移行ができないということもあるでしょう。
シーイーシーはお客様のAWS環境構築・運用を支援するAPN(AWS Partner Network)パートナーとして、AWS導入を支援するさまざまなサービスを提供しています。
AWS導入についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

※ 出典:ITmedia「世界IaaS市場、首位AWSのシェアは45% 2位Azureは18% 3位Alibabaは9%」

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内容
  • 第1章 クラウドシフトをするべき理由とAWSのメリット
  • 第2章 AWS導入プロジェクトの全体像
  • 第3章 各フェーズの実施内容と注意点
  • 第4章 AWS環境に必要なセキュリティ対策
  • 第5章 セキュリティの事前対策および事後対策のポイント
  • 第6章 スムーズなAWS導入を支援するシーイーシーの各種サービス

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