【事例ダウンロード】株式会社コパ・コーポレーション様 “情報システム部門の人手不足”を一挙に解決！Azure Virtual Desktop（AVD）導入事例

2022年6月21日2024年2月1日

株式会社コパ・コーポレーション様では、社員の多様な働き方を実現するため、リモートワークの導入を進めてきました。リモート環境のパフォーマンスの維持・運用には、社内の情報システム部門のサポートが不可欠なため、情報システム部門の人手不足が定常化していました。このような環境の改善を図るべくVDI※環境の導入を検討し、Azure Virtual Desktop（AVD）の導入を決定しました。

※Virtual Desktop Infrastructureの略で、パソコンを仮想化した仕組み。サーバー上にあるデスクトップ環境を遠隔地にある端末に画面転送して利用すること。

お客様の抱えていた課題

リモートアクセス用のホストPCを設置。その結果、オフィス内の省スペース化やフリーアドレス化を妨げていた
社内ネットワークの負荷が上がると、テレワーク中のPC環境のパフォーマンスが悪化
PC操作が苦手な社員に、新しい環境へ移行のための負担をかけたくない
社内システム・インフラ担当者の作業負荷が高い

「作ると売るのプロ集団」をコンセプトに掲げる株式会社コパ・コーポレーションは、「商品を卸して終わり」ではなく、売場に立って商品を「売る」までをワンセットで提供しています。「実演販売士」によるエンターテインメント性にあふれた実演販売は、商品の魅力を余すことなく伝えるだけでなく、お客様の心をつかむ強い販売力を兼ね備えています。
厳しい社内研修を積んだ同社の実演販売士の方々は、テレビショッピングや店頭販売に引っ張りだこ。また、生活に役立つ便利でユニークな商品を自社で企画・開発している点も特徴の1つです。数多くのヒット商品を生み出し続け、店頭での販売に加えて、ECでの販売が収益の柱となっています。
そんな同社では、社員の多様な働き方を実現するため、早くからリモートワークの導入を進めてきました。同時に、オフィスの省スペース化とフリーアドレス化を図るためにも、VDIの導入が検討され、Microsoftが提供するVDIサービスAzure Virtual Desktop（AVD）に注目。

今回のAVD導入プロジェクトの中心メンバーの所属する部門は「経理部」。実は、社内の情報システム担当としてPC・スマートフォンの管理、グループウェア・システムの導入およびカスタマイズなど、ITインフラ周りの業務をすべて1人でこなしています。
従来は使用していたリモートアクセスツールは「使い勝手の面で課題が多かった」と担当者は振り返ります。
また、社内に専用のサーバールームがなく、高温にさらされる夏場はたびたびルーターがダウンして、業務がストップしてしまうという深刻な不具合が発生していました。こうしたトラブルに担当者が1人で対応する状況が続いていたそうです。

人にも、ネットワークにも依存しないリモート環境

そんな中、株式会社シーイーシーの支援のもと、AVDの導入を実施しました。シーイーシーは、独立系ベンダーとしての立場から、お客様の細かなニーズにも自由度の高い提案を実施しました。製品の導入を支援するにとどまらず、Microsoftビジネスに精通している強みを生かし、できること・できないことの理由も含めて説明しながら、お客様に納得していただき一緒にプロジェクトを推進しました。

新しいVDI導入は、社内ネットワークへの負担、そして情報システム担当への負担も併せて軽減することはもちろんのこと、社内のスペースを圧迫せずに済みました。AVDは、管理コンポーネントがAzureの管理・サービスとして提供されるため、インターネット環境さえあれば、管理、監視できるようになっています。また、マルチセッション接続により、Azure上の仮想マシンにデスクトップ環境を複数用意し、初期費用のコストダウンや、利用ユーザー数の変化に柔軟に対応ができるようになりました。