イベントレポート<Amazon Q Developerで始める、生成AIアプリケーションの開発>

2025年10月23日(木)に株式会社シーイーシー恵比寿本社のセミナールームにて、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社ご協力のもと、ハンズオンイベント「Amazon Q Developerで始める、生成AIアプリケーションの開発」を開催いたしました。
よくある座学形式のセミナー/ウェビナーではなく、来場者に作業をいただくハンズオンスタイルをとることで、開発ワークフローにおいて、Amazon Q Developerの活用方法を実践的に体験いただくことを目的としました。
本日はそんなイベントの様子をレポートしていきたいと思います。
生成AIの選び方や導入についてはこちらの記事から

当日のアジェンダはこちらです。
| 13:00 – 13:15 (15分) | オープニング・概要説明(株式会社シーイーシー) | |||||||||||
| 13:15 – 13:50 (35分) | AWS生成AI開発最前線 Amazon Q Developerで加速する次世代アプリケーション開発 (アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社) | |||||||||||
| 13:50 – 15:50 (120分) | ハンズオン(株式会社シーイーシー) ・Amazon Q Developerの基礎 ・ハンズオン①:基本操作を学び、既存ソースコードの処理内容を理解・要約する ・ハンズオン②:コードのデバッグとテスト設計、リファクタリングによる最適化を実践する ・応用例/Tips紹介 | |||||||||||
| 15:50 – 16:00 (10分) | クロージング・アンケートご案内(株式会社シーイーシー) | |||||||||||
Amazon Q Developerは、アプリケーションの開発、管理、運用を支援するために設計された生成AIアシスタントです。
まずはアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下AWS)の上野勝之氏(パートナーセールスソリューションアーキテクト)がご登壇。ハンズオンに進む前に、以下のポイントとともにAmazon Q Developerの特徴や活用シーンをご紹介し、参加者の皆さんにユースケースを学んでいただきました。
- AI を使った開発の現状
- Amazon Q Developer の紹介
- Kiro と仕様駆動開発
- AI-DLC (AI 駆動開発ライフサイクル)

続いて、講師として弊社(株式会社シーイーシー)の荒木銀之介がハンズオンを担当いたしました。
今回のハンズオンでは、Amazon Q Developer を実際に活用しながら、Javaで作成された単語推測ゲーム「Q-Words」のソースコードを題材に、開発支援機能の体験を行いました。


本ハンズオンの目的は、Amazon Q Developerの基本操作を習得し、実際の開発フローでどのように役立つかを理解することです。
構成は以下の3部で進行しました。
ハンズオン①:基本操作の習得と既存ソースコードの理解
ハンズオン②:デバッグ・テスト設計・リファクタリングの実践
応用例/Tips紹介
【ハンズオン ① 】基本操作を学び、既存ソースコードの処理内容を理解・要約する
まずAmazon Q Developerを利用するための環境セットアップを行いました。
今回はAWS様に今回のハンズオン用アカウントをご提供いただき、参加者全員がスムーズに環境を構築することができました。
環境準備のあとは、Amazon Q Developerの基本操作を学びました。
コードリーディング支援や要約機能などを実際に試しながら進めることで、参加者の理解もより深まった様子でした。

続いて、「Q-Words」アプリケーションの構造をAmazon Q Developerを通じて解析しました。
参加者の多くはJava未経験でしたが、Q Developerの機能によりコードの流れや構造を短時間で理解できる内容で、初学者も安心して取り組めました。
【ハンズオン②】
コードのデバッグとテスト設計、リファクタリングによる最適化を実践する
実際にQ-Wordsを動作させながらデバッグとテストコード作成、リファクタリングを体験していただきました。
まず進め方を説明し、その後は参加者自身に手順書を見ながら操作してもらいながら進め、最後に講師が解説を行い、理解を補完するという流れで進行しました。
自ら手を動かしながら考えてもらうことで、Amazon Q Developerの支援機能がどのように開発効率を高めるかを実感していただけたようです。
また、質疑応答では「自社プロジェクトでの応用方法」など、実践的な質問も多く寄せられ、参加者の関心の高さを感じました。
【応用例・Tips紹介】
最後に、Amazon Q Developerや生成AIを活用する際のTipsを紹介しました。
特に「プロンプトの書き方」に関する内容は、日常業務にもすぐ活かせるテーマだったため、参加者の反応も非常に良かったと思います。
ハンズオンイベントは、普段のウェビナーとは違い、参加者と会話しながら進めていくことが出来るため、とてもにインタラクティブで、参加者のペースに合わせ疑問点の解消や新たな気づきを感じながら進めることができました。その結果、参加された方も有意義な時間になったようです。
参加者のアンケートでは、以下のような回答がありました。
- 新たな発見もあり、一言でいうと、進んでいるなと感じた。
- コードのバグやドキュメント作成で活用できる点が魅力的でした。
- 次回は実際のアプリケーションも作成してみたいです。
- Kiroにも関心があり、次回のハンズオンでテーマとして、取り扱って欲しいです。
また違うテーマのハンズオンを企画していきますので、関心がある方は是非ご参加いただけると嬉しいです!
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