医療機関の働き方改革と情報セキュリティ対策をサポート~国際モダンホスピタルショウ2022出展レポート~

2022年7月13日から15日まで、「国際モダンホスピタルショウ2022」が、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されました。「健康・医療・福祉の未来をひらく~人と地域でつむぐ命の輝き~」をテーマに多彩なソリューションが展示され、医療・介護従事者を中心に、3日間で2万5000名を超える人々が訪れました。

本記事では、ICTを活用した離院・院内看視サービスなど、医療機関の働き方改革やセキュリティ強化に役立つ最新ソリューションを紹介した、シーイーシーの展示をレポートします。

国際モダンホスピタルショウ2022
目次

離院・院内看視サービスを中心とした医療機関向けリスク対策・情報セキュリティ対策ソリューションを展示!

シーイーシーが国際モダンホスピタルショウに出展するのは実に11年ぶり。今回は、離院・院内看視サービスを中心とした医療機関向けリスク対策ソリューション「Hito Terrace(ヒトテラス)」の初出展をはじめ、働き方改革や情報セキュリティ対策など、医療機関の課題を解決するICTソリューションを紹介しました。

シーイーシーの展示ブース①
シーイーシーの展示ブース②

病院の働き方改革とセキュリティの現状

昨今の医療現場では人手不足が深刻化。感染症対策に追われる現場も増え、働き方改革が課題となっています。一方、高齢化が進む中、無断離院や院内での事故防止に向けて、ハイリスク患者の安全管理が現場の負担になっています。

また、医療機関を標的としたサイバー攻撃が年々増加しており、情報セキュリティ強化が急務となっています。一方、医療機関ではPCを複数ユーザーで共同利用することが多く、全員が共通のID/パスワードを使ってログインしている現場も珍しくありません。

働き方改革に最適!医療向けリスク対策ソリューション「Hito Terrace」

こうした状況の中、今回の展示の目玉となったソリューションが、働き方改革に役立つ医療リスク対策ソリューション「Hito Terrace」です。例えば「患者の無断離院」「トイレやシャワー室での転倒・急変」といった医療現場のリスクへの対策を、顔認証とカメラを駆使して支援します。病院スタッフの業務負荷を軽減しつつ、医療リスク対策を強化できます。

提供するサービスは3種類。1つめは、カメラと顔認証を使って、患者の無断離院を早期検知する「離院看視サービス」。2つめは、トイレやシャワー室の出入り口にカメラと顔認証を設置し、滞在時間の長さで転倒や急変を予見する「院内看視サービス」。3つめは、サーモカメラでスタッフの発熱をスクリーニングする「体温看視サービス」です。ニーズに合わせ、組み合わせて利用できます。

顔認証で無断離院を検知!「離院看視サービス」デモを実施

出展ブースでは「離院看視サービス」のデモを実施しました。ネットワークカメラを医療機関の出入り口に設置し、顔認証で無断離院を自動検知。スタッフのスマートフォンにリアルタイムで通知するまでの一連の流れを体験できました。

さまざまなトラブルにつながる無断離院を手間なく早期発見できるとあって、看護師長など医療従事者はもちろん、医療機関を担当するITベンダーも注目。展示ブースには、大勢の方が詳しい説明を求めて訪れました。

「離院看視サービス」展示ブース①
「離院看視サービス」展示ブース②
ネットワークカメラのデモ機展示

いずれも利用料金は月額で、カメラがセットになっています。展示されたネットワークカメラやサーモカメラを熱心に眺める方の姿も見られました。

ネットワークカメラのデモ展示
サーモカメラのデモ展示

サイバー攻撃が急増中!医療機関のセキュリティ強化

もう1つの目玉となった展示が、情報セキュリティを強化するソリューション群です。

近年、電子カルテシステムなどを標的としたサイバー攻撃が全国的に発生。厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」では、2027年度までの二要素認証導入が推奨されています。

また2022年度の診療報酬改定では診療録管理体制加算の見直しが行われ、400床以上の病院に「セキュリティ専任責任者の設置」「セキュリティ研修の定期実施」「バックアップ体制の確保」が求められました。

病院団体の連合体である四病院団体協議会は、病院の情報セキュリティ対策に公的補助金を支給するよう、国に緊急提言を行っています。

二要素認証システム「SmartSESAME PCログオン」ではICカード、顔認証を展示

こうしたセキュリティ強化への動きを受けて、400以上の官公庁・自治体に導入されている二要素認証システム「SmartSESAME PCログオン」の展示には、多くの医療関係者が訪れました。ブースでは、非接触で衛生的に利用できるICカードや顔認証を紹介。シングルサインオン(SSO)機能を使って、病院ポータルサイトや電子カルテシステムまで、1回の認証で安全にログインが可能です。顔認証はマスク着用にも対応しています。

二要素認証システム「SmartSESAME PCログオン」ブース
二要素認証システム「SmartSESAME PCログオン」デモ機①
二要素認証システム「SmartSESAME PCログオン」デモ機②

総合セキュリティソリューション「Cyber NEXT」

総合セキュリティソリューション「Cyber NEXT」からは、ネットワーク系の不正侵入対策として、パートナーであるトレンドマイクロ社の侵入防御システム「EdgeIPS」が展示されました。同社の出展ブースを見た後に立ち寄ったという方も多く、関心の高さが伺えました。

係員が「Cyber NEXT 医療機関向けセキュリティ対策マップ」を使って、システム構成ごとのセキュリティ対策リューションを紹介すると、来場した方は真剣な表情で耳を傾けていました。

トレンドマイクロ社の侵入防御システム「EdgeIPS」のデモ展示
医療機関向けセキュリティ対策マップ
医療機関向けセキュリティ対策マップ

また、セキュリティ研修の実施に向けて注目されたのが、「Cyber NEXT セキュリティ教育サービス(集合研修)」です。病院のセキュリティポリシーやガイドラインをベースに、シーイーシーが教育カリキュラムを作成し、職員向けの集合研修を提供します。訪れた方からは「研修を実施しなくてはいけないと思っていたが、手が回っていなかった。こういう便利なサービスがあるなら、ぜひ活用したい」など、好意的な感想が多く聞かれました。

「Cyber NEXT セキュリティ教育サービス(集合研修)」
ブースの様子

アンケートにご回答いただいた方、名刺交換をしていただいた方には「Hito Terrace」ロゴが入ったノベルティグッズなどをプレゼント。日々、現場で忙しくお仕事をされている医療従事者の方々に好評でした。
シーイーシーでは、病院セキュリティの強化や業務効率化に役立つソリューションをご提供しています。ご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

アンケートにご回答いただいた方、名刺交換をしていただいた方にプレゼントされたノベルティグッズ

お役立ち資料

お役立ち資料

[医療機関向け]サイバー&フィジカルセキュリティソリューション

増大する医療機関のフィジカル・サイバーリスクを解決する
離院・院内看視サービスを中心とした医療機関向けリスク対策ソリューション「Hito Terrace」や情報セキュリティ対策など、医療機関の課題を解決するICTソリューションを紹介します。

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